- 自分の年齢で大学職員として勤められるのかな?
- 平均的な年齢層は何歳くらいなんだろう
- 学生と関わるのはやっぱり若い方が良い?
上記のような悩みに対して、本記事では以下の通り解説していきます。
- 大学職員の年齢層はこれくらい!
- 中途採用者が転職する年齢の目安
- 仕事内容と体力面について
大学職員に転職しようと考えたとき、「中途採用は何歳くらいまで受け入れているのか?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
今回は、実際に現場で働いている私の経験から、中途採用者の年齢について目安をお伝えします。
「自分の年齢で採用してもらえるのか?」、「体力面的には大丈夫か?」など疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
大学職員の年齢層はこれくらい!

実際に働いている人はどれくらいの年齢の方が多いのでしょうか?
この章では、以下の二点を深堀して解説していきます。
- 20~60歳まで満遍なく在職している
- 現場の年齢別人数
20~60歳まで満遍なく在職している
大学職員は、若い人から年配の方まで幅広い年齢層の方が勤めています。
大学にもよるかもしれませんが、私の大学では離職率は低い印象があります。
多くの方が、新卒で入職し、中堅職員になって、定年まで在職するので、若い方から年配の方まで平均的に在職しています。
具体的な『年齢別の在職者数』は次にまとめますが、年齢を単純に平均してみると30~40歳くらいになります。
大学職員に年齢の偏りはないと考えてOKです。
現場の年齢別人数
具体的に現場の人数をまとめると以下の通りになります。
ただし、パートの方を除いた正規雇用者の人数になりますので注意してください。
- 【職員数合計23名】
- 20代:6名
- 30代:4名
- 40代:8名
- 50代:12名
- 60代:3名
こうして改めて数えてみましたが、意外と若い人が少ないですね。
先ほどもお話しましたが、離職率が低い職場です。
現在は少子高齢化の影響もあり、18歳以下の人口が極端に減っているため、どの大学も学生数が減少しています。
40代後半から50代の方たちが新卒で就職していた時代は、大学に進学する学生が多かったため、大学職員の採用も活発だったという話をよく聞きます。
そのため、大学職員の採用が多かった時代の年齢層の方が離職せずに働いている現状が上記のような人数に表れています。
中途採用者が転職する年齢の目安

職場内の年齢層が分かったところで、次は実際に転職してくる人が何歳くらいなのかについて解説していきます。
以下の2つの内容を見ていきましょう。
- 転職者は20歳~40歳が多い
- 求められる仕事によって異なる
転職者は20歳~40歳が多い
大学職員として入職してくる方の多くは、20歳後半~40歳前半です。
私自身10年間ほど新卒枠から現在まで勤めていますが、大体この年齢層の方が中途採用として転職されています。
もう少し具体的に掘り下げると、2種類の年齢層に分けられます。
特に多い年齢層としては、20歳後半と40歳前半です。
理由については、次の章でお伝えしますが中途採用として転職してくる方の年齢層は大体20歳~40歳と考えてよいでしょう。
大学側が求めている人材によって採用される年齢は異なる
大学側が中途採用者に何を求めて求人を出しているのかによって、採用される年齢層は大きく変わります。
先ほど、転職者の多くは20歳後半と40歳前半の方が多いとお話ししました。
この理由としては、20歳後半の方は将来の幹部候補の育成を目的としている、40歳前半の方に関しては大学の現状を改善する即戦力として能力を求められているからです。
20歳後半の方に関しては、他の職場で数年間の社会人経験をつみ、高いコミュニケーション能力が形成されている、社会人としての基礎が固まっているという点が評価されて内定に結び付く場合が多いでしょう。
コミュニケーション能力の高さは、今後チームを引っ張っていくために欠かせない能力です。
40代前半の方に関しては、前職の経験を活かして現在大学が抱えている問題点の解決に向けた即戦力として採用される可能性が高いです。
一例をあげると、学生定員が確保できず定員割れを起こしてしまっている大学であれば、高い営業スキルを有している方を採用します。
高校訪問をおこなって自分の大学の特色や学校独自の奨学金制度などの説明をわかりやすく伝えることで、高校の先生に「こんな生徒に合う大学なんだ」と理解を深めてもらい、その生徒に大学を紹介してもらうことで志願者の確保に繋げていきます。
このように、大学が必要としている人材や能力によって、中途採用者の年齢は異なります。
仕事内容と体力面について

最後に、仕事内容に対して体力面は必要かについても少し触れておきたいと思います。
ご自身の状態と照らし合わせてみて、無理のない仕事か判断してくださいね。
- 基本はデスクワーク
- 部署によっては体力が必要な場合もある
基本はデスクワーク
基本的にはデスクワークが多いので体力面ではどんな人でも問題ないでしょう。
もちろん、窓口に立ったり、書類を運んだりして体を動かすことはありますが、極端に重い荷物を運んだり、走り回ったり、立ち仕事が続くなんてことはそんなにありません。
大学職員の具体的な仕事内容をまとめた記事がありますので、こちらにも目を通してみてください。


体力面で不安を感じている方は、そこまで心配する必要はないでしょう。
ただし、一部イベントなどでは多少の体力も必要
日常的な業務では体力面を心配する必要はありませんが、一部イベントなどでは多少の体を動かします。
入学式や卒業式、高校生対象のオープンキャンパス、学園祭、入試業務などのイベントでは、事前に大掛かりな準備をする必要があったり、当日の運営で終日走り回ったり、立ちっぱなしになります。
例えば、オープンキャンパスでは事前準備として来場者受付や実施イベント場所へ大きなテントを設営したり、来場者が目的の場所にいけるように誘導掲示板をたくさん設置しなければなりません。
トラックに多くの備品を積み込み、場合によっては1~3日間かけて準備を進めていきます。
イベント当日も来場者対応のため、朝から夕方までずっと立ちっぱなしになることもあるでしょう。
ポイント的なお仕事ですが、大学の行事に合わせて体力が必要になる場面があるということを覚えておきましょう。
若い男性職員は力仕事を任されることが多い
余談ですが、若い20代~30代の男性職員は日常的にも力仕事を任されることが多いです。
部署にもよりますが、大学に届いた荷物を必要な場所に届けたり、教員が研究で使用する大きな機材の搬入の手伝いをお願いされるなど、さまざまな雑用を依頼されます。
緊急時には、学生が倒れて動けなくなるような状況もあり、安静な状態を確保するため人ひとりを抱えて運んだりしなければならないため結構な体力が必要になる場面もあります。
20代後半から30代の大学職員は体を使う場面が多いので、あらかじめ理解したうえでミスマッチを防いでおきましょう。
【まとめ】大学職員に年齢はあまり関係ありません
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると以下の通りとなります。
- 20~60歳まで満遍なく在職している
- 現場の年齢別人数
- 20代:6名
- 30代:4名
- 40代:8名
- 50代:12名
- 60代:3名
- 転職者は20歳~40歳が多い
- 求められる仕事によって異なる
- 基本はデスクワーク
- ただし、一部イベントなどでは多少の体力も必要
- 若い男性職員は力仕事を任されることが多い
まとめると、大学職員の中途採用においてはあまり年齢は気にしなくてもOKです。
大学が今欲しいと思っている人材の条件を満たしているのであれば年齢は関係ないのです。
求めている人材として当てはまるのは、20代後半と40代前半の2パターンの傾向が強く、前者は将来の幹部候補、後者は即戦力として求められます。
仕事内容においても、基本デスクワーク中心の業務ですので体力が必要になる場面は少なく年齢問わず働ける職場でしょう
ただし、各種イベントでは準備や運営のため終日立ち仕事をしたり、若い男性職員であれば多くの雑用において力仕事を任されることが多いでしょう。
大学職員と聞くと、『若い人たちが学生と関わる』イメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際の現場では様々な年齢層の方たちが活躍していますので心配する必要はありません。
ぜひ、大学職員を目指している方は今回の内容を参考にしてみてくださいね。
以上、本記事の内容が少しでも皆さんのお役に立てたのであれば大変嬉しく思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。