- 以前に聞いた意見や内容と異なる
- 指示通りに実行したのにダメ出しされた
- 何を信じて仕事を進めればいいのか分からない
上記のような悩みに対して、本記事では以下の通り解説していきます。
- 言ってることがコロコロ変わる人の特徴
- 意見が二転三転する上司への対処法
- イラついてもやってはいけないNG行動
皆さんの職場にも意見が二転三転する上司がいませんか?
そんな上司のもとで働くことになると、せっかく進めていた仕事が修正の嵐なんてことも。
結局、二度手間となってしまい、モチベーションの低下やストレスを感じることでしょう。
今回は、意見がコロコロ変わる上司への対処法を解説します。
正しく対処するために、「なぜ意見が変わってしまうのか」、「イラついてもやってはいけない注意したいこと」も併せてお伝えします。
ストレスなく、円滑に仕事を進められるようにしていきましょう!
言ってることがコロコロ変わる人の特徴
その仕事に対して真剣に考えていない
業務の内容によっては、真剣に向き合っていないため以前とは違う指示が出る場合があります。
自分の業務ではないと考え、仕事を投げっぱなしにしていることで指示があいまいになります。
やりたくない面倒な仕事を部下に押し付けて、自分の手から放してしまいたいと思っているのかもしれません。
『仕事を任せている』のではなく、『仕事を押し付けている』ことで、他人ごとにしてしまっている可能性があります。
さらに上の上司の評価を気にしている
一番よくあるパターンかもしれませんが、偉い人に対しての評価を気にしている可能性があります。
部下に指示を出した後に、上の上司から異なる意見がでることがあります。
そうなると、以前言っていたことと異なる指示や意見を持ち出してくることでしょう。
素直に間違っていたと認めることができずに指示の内容を変更することに繋がります。
自分の評価を気にするあまり、部下に対して出した指示に責任を持たないことも「言っていることが違う」という状況になりかねません。
多忙すぎて細かい点を把握できない
多忙のあまりキャパオーバーに陥ってしまっている可能性もあります。
単純に頭の整理が追い付いていないことが原因として挙げられます。
自分が部下に対してどのような仕事を頼んだのか、どのような指示を出したのかを忘れてしまうのです。
私の上司もこの傾向が強く、業務の初めから説明しなければならないことが多いです。
中途半端に説明してしまうと、仕事の進め方に大きな変更が発生してしまう状況になりがちです。
極端に忙しい状況がキャパオーバーに繋がり、以前出した指示を忘れてしまい、指示内容が異なってしまう状況が生まれてしまいます。
意見が二転三転する上司への対処法
メール等の『文面』で記録を残す
指示内容がコロコロと変わる上司と間違いのないやりとりをするには、文面で記録を残しておく方法がおすすめです。
データとして残るため「言った言わないの水かけ論」にならないという効果があります。
特にメールの文章は非常に効果的です。
手間をかけずに、やり取りをした日付や時間、内容の記録が残ります。
報告、連絡、相談をする際は、口頭でのやり取りだけでなく、メールなど記録が残る形で仕事を進めると良いでしょう。
上司の目の前で指示内容を手帳に記入する
仕事で指示を受けた時には、上司の見ている目の前で記録をつけるのも効果的です。
記録をとる姿勢を見せることで、指示を出す上司も適当なことを言いづらくなります。
また、時間が経ち仕事の途中経過報告などをする時にも、
など、業務内容を細かく説明できるため自信をもって発言することが可能です。
さらに、記録しておけば自分自身も業務の内容を確認できるため、ミスや抜けの防止にも繋がります。
仕事の進め方や目標、期日などは上司が見ている目の前で記録するようにしましょう。
自分がとりまとめる立場になる
少しレベルが上がりますが、自分が業務をまとめる立場になるのも良いでしょう。
現場の一線に立って、業務完了の最後まで仕切る立場となれば、業務を進める経過において、ある程度自身の判断で仕事を進めることが可能です。
自身の判断で業務に取り組むことで、上司から細かい点の指示はなくなります。
ただし、指示を受けて実行するだけのときよりも、責任を持って臨まなければいけないため、プレッシャーやストレスを抱える場合もあるでしょう。
しかし、乗り越えた時は、達成感や経験をつむことができます。
勇気を持って、矢面に立ち自身の判断で仕事を進めるのも対処法の一つと言えるでしょう。
イラついてもやってはいけないNG行動
対立しないように意識する
たとえ、以前に言われたことと異なるからと言って反発しないようにしましょう。
「こう言っていたじゃないですか!」という気持ちは痛いほど分かります。
しかし、それを口に出したからと言って良い方向に話し合いが進むことは少ないでしょう。
逆に、話のベクトルが業務の進め方ではなく、「言った言わない」をはっきりさせようなどと無駄な時間になってしまう可能性があります。
関係性がこじれると、今後の業務にも支障をきたす危険性がありますので、反発して対立しないように注意しましょう。
報告・連絡・相談を怠らない
仕事の基本ですが、密に報告・連絡・相談をするように心がけましょう。
普段の指示があいまいで、関わりたくないと感じることもあるかもしれません。
距離を置きすぎて、報告・連絡・相談が疎かになると、今以上に上司は仕事の内容を把握できていない状態になります。
業務内容が把握できていないことで、別の指示や意見になってしまう状態が生まれます。
たとえ苦手だと感じる相手であっても、できるだけ短いスパンで報告・連絡・相談は欠かさず行うようにしましょう。
自分が必ず正しいという考えは捨てる
「100%自分は間違っていない」と考えを固めてしまうのも危険です。
文面などで記録が残っていれば話は別です。
しかし、あなたも人間である以上、解釈の違いや聞き間違いがないとは言い切れません。
正確な証拠が残っていないのであれば、再度よく打ち合わせをして指示や意見のすり合わせをするべきです。
変な意地を持たずに柔軟に対応できる考え方を持つようにしましょう。
【まとめ】変わる意見に惑わされず、適切に対処していきましょう
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると以下の通りとなります。
- その仕事に対して真剣に考えていない
- さらに上の上司の評価を気にしている
- 多忙すぎて細かい点を把握できない
- メール等の『文面』で記録を残す
- 上司の目の前で指示内容を手帳に記入する
- 自分がとりまとめる立場になる
- 対立しないように意識する
- 報告・連絡・相談を怠らない
- 自分が必ず正しいという考えは捨てる
コロコロ意見が変わる上司のもとで働くのは精神的に疲弊してしまいます。
順調に進めていたはずなのに、予期せぬ変更や全く違う指示が出るため、一からやり直さなければならない、なんてこともあるかもしれません。
二度手間、三度手間をかけないよう今回ご紹介した内容であらかじめ対処しておくようにしましょう。
意見が二転三転してしまう人の背景や状況を的確に理解して、指示内容を記録しておくことが大切です。
また、上司や職場を変えるのは簡単ではありませんので、できるだけ良好な関係を続けるためにも対立を避け、報告連絡相談を密に取りながら、柔軟な対応を心がけるのも重要です。
コロコロ意見が変わる上司に惑わされず、スムーズに仕事を進めていきましょう!
以上、今回の内容が皆さんのお役に立てたのであれば大変嬉しく思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!