- 仕事が雑用ばかりで、成長の実感がない
- 新しい技術や知識が得られない
- 何が身に付いたか?と聞かれたときに答えられない
- この先もずっと成長しないままだったら…と考えると不安
- 自分なりに改善点を見つけようと努力はしているが、そこまで複雑な仕事でもない
このような悩みに対して、本記事では以下の通り、解説していきます。
- 『見えづらい』だけで成長はしている
- 雑用でも『丁寧さ』や『処理速度』で差をつけることはできる
- 「身に付く力」は目的意識を持つことで鍛えることができる
- 単純な仕事でも改善点を見つける『3つのコツ』
- 考え方を変えれば、雑用も成長に繋げられる!
結論から言ってしまうと、2~3年まで雑用や下積みしか任されないのは普通のことです。
どの様な職種、業種に勤めていても変わりはありません。
今はまだ仕事が出来る、出来ない以前の段階だということ認識しましょう。
その上で、今の仕事とどう向き合っていくかが今後成長できるかのキーポイントになります。
ぜひ、この記事を参考にして、雑用に対しての考え方や、単純な作業でも、自分の成長に繋げていけるコツを実践してみてくださいね。
『見えづらい』だけで成長はしている
そもそも、成長は目に見えづらいものです。
指標はいくつかありますが、明確に『成長できた』と感じることの方が少ないはず。
しかし、目に見えていないだけで能力は間違いなく向上しています。
単発の仕事の中では、実感しづらいかもしれませんが、ふとした瞬間に『以前は出来ていなかったことが、苦も無く出来るようになっている』と気づくことがあります。
成長とは、そもそも感じ取りづらいので焦らないようにするということを念頭に置いておきましょう。
雑用でも『丁寧さ』や『処理速度』で差をつけることはできる
どのような単純な仕事であっても、他の人と差をつけることはできます。
チェック作業でミスなく確認できる、文字の入力が他の人よりも早い、業務の段取りが良いなど。
小さい事でも、確実性の高い人、迅速に物事を処理できる能力を持っている人は重宝されます。
細かい積み重ねが、周りの信頼度に繋がっていくことでしょう。
この人に任せておけば大丈夫と評価されることで、徐々に任せてもらえる仕事の幅が広がっていくのです。
「身に付く力」は目的意識を持つことで鍛えることができる
前述にも記載しましたが、『成長』とは目に見えづらいものです。
なので、「身に付いた力」を感じるためには、どんな雑用であっても目的意識をもって臨むようにしてください。
目的や目標を意識しないで行う雑用と、意識して行う雑用とでは、大きな差があります。
例えば、よくある雑用の中で『書類のコピー』が挙げられるでしょう。
コピー1つとっても、ただ単純にコピー機に入れてスタートを押すのではなく、
- コピー機の機能にはどんなものがあるかメニュー画面を少し触ってみる
→製本機能や裏移り防止機能、ソートやホチドメ機能があることを覚えておく - コピー中に起きたエラーを解決する
→紙詰まりの解消方法、インク切れによるカードリッジの取り換え - 紙やインクの在庫が切れてしまった時を考える
→どこから購入するのか、購入の申請方法
など、様々な視点から1つの業務に取り組みましょう。
些細なことでもOKです。
どんなに小さい雑用からも、目的意識を持って臨むことができれば、新しい発見がいくつも見つかります。
単純な仕事でも改善点を見つける『3つのコツ』
仕事の表面的な部分ではないところを意識する
与えられた仕事が雑用の場合、その仕事に対してではなく、付随する箇所に焦点を当ててみましょう。
見方を変えれば、得られる知識や能力向上に繋げることができます。
例えば、上司にコーヒーを入れるとします。
お湯を沸かして、カップに粉を入れ、お湯を注ぐ。
この雑用自体にスキルアップできる点はありません。
しかし、意識する点をコーヒーを入れることではなく別の視点を持ってみましょう。
出来上がったコーヒーを上司の元へ持っていく際に、必ず「会話」が発生するはず。
- 上の人との『コミュニケーション』の練習
- 仕事内容の相談
- 言葉遣いや礼儀について
上記のような内容を意識してみましょう。
上席との円滑なコミニュケーション能力向上、仕事内容を相談することによる知識の増加、基本的なマナーなど、得られるものは沢山あるはずです。
しかも、その能力は今後も使えるスキルとなります。
なので、仕事の表面的な部分だけではなく、伴って発生する別の部分で成長に繋げることはできないかと考えることが大切です。
成果を可視化する
自分が成長しているかを確認するためにも、雑用業務であっても可視化するのがオススメです。
手帳やノートに書いておくことで、数ヶ月後見返した際に成長を感じ取ることができる場合があります。
- 今日何をやったのか
- 結果、何ができるようになったのか
を明確にしてみてください。
可視化しておくことにより、
- 今やっている仕事との差異
- 同じ仕事であっても処理スピードが上がって時間に余裕ができている
- 正確性が上がり、ミスする箇所がなくなった
など、いくつもの成長が目で見ることができます。
そうすると、きちんと前に進んでいると感じるので、仕事に対してのモチベーション向上に繋がります。
私自身、入職から10年間ToDoリストを作成し仕事をこなすようにしています。
時々、書類を整理している際に、休憩がてら覗いてみること、
『昔は、こんなレベルで悩んでいたんだなあ』と、感じることが多々あります。
今となっては何の苦のない雑用だと気づき、少しずつかもしれませんがちゃんと成長していることに嬉しくなったりします。
ですので、手帳やノートに自分がやったことを書いておきましょう。
雑用ばかりで退屈…と思った時に読み返してみることで、実は、しっかり成長していたことに気付けるはずです。
仕事を待つのではなく取りに行く
雑用ばかりを押し付けられる人の特徴として、受け身の姿勢である場合があります。
与えられた仕事のみをこなすのではなく、自ら仕事を取りに行ってみましょう。
新人のうちは、特に受動的に仕事をしがちです。
もちろん、最初のうちは雑用も、職場の雰囲気の理解や社内の人のコミュニケーションを取るという点では大切です。
ですので、その部分はきっちりこなしましょう。
その上で、自ら仕事をくださいと申し出てください。
雑用をしながらでも良いので、先輩や上司をしっかり観察し、忙しそうな人を探します。
最初は話しかけづらいかもしれません。
しかし、そこは勇気をもって『何かお手伝いできることはありませんか』と声をかけてみてください。
先輩や上司の目線で考えれば分かりますが、新人の子が勇気を持って話しかけてくれて、サポートしようとする姿勢は、必ずプラスに働きます。
仕事がもらえれば、職務知識の向上に繋がります。
例え、仕事がもらえなくてもあなたの印象は非常に良くなるでしょう。
雑用ばかりが嫌なのであれば、単純に色々な仕事を貰いに自分から動けば良いのです。
考え方を変えれば、雑用も成長に繋げられる!
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると以下の通りとなります。
- 『見えづらい』だけで成長はしている
- 雑用でも『丁寧さ』や『処理速度』で差をつけることはできる
- 「身に付く力」は目的意識を持つことで鍛えることができる
- 仕事の表面的な部分ではないところを意識する
- 成果を可視化する
- 仕事を待つのではなく取りに行く
確かに、雑用は自分でなくてもできるような退屈な仕事かもしれません。
ただ、考え方によっては仕事の基本を学べる「宝の山」なのです。
些細な業務でも考え方や、自分の行動を変化させることでいくらでも成長に繋げることができます。
やがて来る自分の出番にしっかり備えておきましょう!
この記事が少しでも皆さんの力になれば嬉しく思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!