- 午前中は集中できていたのに、午後になるとと途端に集中力の低下を感じる。
- やらなくてはいけない仕事があるのに進まない。
- 就業時間まで効率よく仕事をはかどらせたい!
上記の悩みに対して、本記事では以下の内容をお伝えします。
- なぜ、午前と午後で集中力に差が出るのか
- 午後も集中するために私が行っている行動「3選」
- 集中力を切らさないために仕事中に考えるマインド
午前中は頭がさえていてグングン仕事がはかどるのに、ランチを食べた後の午後の仕事ではなんだか集中力が欠けて1時間も作業を続けることができなくなってしまう状況はありませんか?
午後に集中力が低下するのには原因があります。
その原因をしっかり理解することで、改善できるようになります。
私が実際に働いている中で効果があったと思う行動や考え方についてお話しますので、参考にできるところがあれば、ぜひ試しに取り入れてみてくださいね。
なぜ、午前と午後で集中力に差が出るのか
集中力とはつまるところ、「脳が元気な状態」に発揮されます。
睡眠は生活している中で、唯一、脳を休ませることができる時間です。
しっかり睡眠を取ることができることにより、午前中は脳がフレッシュな状態となります。
なので、頭が冴えて集中している感覚を得ることができます。
脳も身体と同じで、使用すれば使用するほど疲労が溜まっていきます。
身体のように、疲れると筋肉がパンパンに張っているや、肩こりを感じるなど、脳は目に見えないため直接的な感覚を得られず、疲れが気づきづらくなってしまいます。
そのため午後の仕事では、「集中力がない自分ってやる気がないのかなぁ」と感じてしまう原因になります。
やる気がないのではなく、頭を使って仕事をすると必然的に脳の一部を酷使してするため、ストレスが常にかかっている状態。
専門的な用語でいうと脳を使ったときに出る「活性酸素」という疲労物質が発生し蓄積されてしまっているのです。
単純な話、目には見えないし、感じ取りづらいのですが、頭は使えば使うだけ疲労するため、午前中と午後に集中力の差が生じるのが原因です。
午後も集中するために私が行っている行動「3選」
仮眠(パワーナップ)を昼食後に行う
脳が疲れているのであれば、少し休めてあげればよいのです。
ただ、14時とか15時にいきなり寝るなんてことは多くの会社では難しいでしょう。
なので、私の場合は昼食後にすぐ仮眠をとるようにしています。
よく「食後すぐに寝るのは、胃腸への負担がかかるからオススメしない」と聞きますが、正直そのような感覚は全くありません。
もちろん、お腹いっぱいランチを食べるのではなく、適切な量~ちょっと少ないかな?というくらいの満足感がある状態で仮眠をとると心地よく仮眠できます。
時間としては10~15分ほど時間を確保して、スマホのタイマー機能をセットしたうえで寝るようにしています。
「仮眠をとる前にカフェインを取るのがいいよ!」という話も聞きますが、個人的な体感としては、仮眠後すっきりした状態でコップ一杯のコーヒーを飲んだ方が午後の集中力が高まる感覚があります。
気分的にも、「コーヒーを飲むことが午後の仕事へのスイッチ」と考えるようになりました。
午後の仕事中に仮眠をとるのは難しいと思うので、ぜひ、昼食後すぐに仮眠を取って軽く脳を休ませてあげるという方法をお試しいただければと思います。
慣れないうちは仮眠もちょっと難しく感じるかもしれませんが、徐々に上手くなっていきますので毎日実践してみて慣れていきましょう。
午後には手を動かすだけの単純作業を予定しておく
午前中は自分の頭で考えて発信するアウトプット的な仕事、午後は単純作業で可能な限り頭を使わないような作業をするように1日の業務スケジュールを管理してみましょう。
朝は脳が冴えている状態ですので、プレゼンの資料作成や企画書の作成、アイディア出しや特に集中したい業務を計画して割り当てておくようにしています。
午後は、午前中にやった業務内容の整理や翌日の準備、やり残している細かい作業などを進めるといった形で時間帯によって実行する業務を分けておく方法がオススメです。
脳にも様々な機能があり、午前中は「交感神経」という活発に考える力が発揮される状態が優位になるといわれています。
逆に午後~夕方にかけては「副交感神経」というリラックス状態に切り替わるタイミングだといわれており、「副交感神経」が優位になる状態の方が、落ち着いて物事を進めることができる状態になるのです。
よく、効率の良い勉強方法は午前中に問題を解き、午後から夜は暗記する時間にするということが言われるのもこれが理由です。
また、きちんとスケジュール管理することによって、自分が行っている、またはこれから行う業務が明確になるので効率的に仕事を進めることができる効果も得ることができます。
なので、午前中は特に集中したいこと、午後は頭を使わなくても進む作業と、あらかじめ予定を組んで仕事を行うようにしてみてください。
50分集中して10分休憩するサイクルを組む
人間は、継続して集中できる時間がある程度決まっています。
ですので、自分が集中できる時間を把握して無理に継続するのではなく、きちんと休憩する時間を設けるようにしてみてください。
私の場合は、1時間集中することができません。
ですので、40~50分だけは黙々と作業をして10~15分は休むというサイクルを組むようにしています。
コツとしては、どれだけ区切りが悪くても誰かの迷惑にならないのであれば無理やり作業を止めてしまうことです。
10~15分の休憩時間は、トイレに立つ、歩く、肩や腰回りの軽いストレッチをするなどして、身体の血流を巡らせるような行動をとります。
また、ちょっとしたお菓子や、あったかい飲み物を飲むことをご褒美として用意しておくことで集中するべき時間帯の頑張り度合いをあげることも意識しています。
「50分集中+10分休憩」を3,4セットだけ続けると気づけば就業時間が近づいているのを感じ、あとはラストスパート!という気持ちで乗り切ることができます。
ダラダラ2~3時間作業するよりも、集中して作業した50分の方が仕事の質も上がりますので、一度お試しいただければ幸いです。
集中力を切らさないために仕事中に考えるマインド
私の場合は、17:00が定時の終業時間です。
特に大きな予定がなければ、午後の業務は13:00からスタートします。
- 13:00~14:30
「50分集中して10分休憩するサイクルを組む」を使って頑張る時間帯。 - 14:30~15:30
あまり集中しなくてもいいと言い聞かせる時間帯。 - 15:30~16:00
再度、集中力を戻して仕事に取り組む時間帯。 - 16:00~17:00
終了が見えてくるので自然と頑張ろうと思える。
このように時間帯によって考え方を変えていくと、メンタル的にも非常に楽になります。
コツとしては、頑張らなくても良い時間帯を挟んでしまうこと。
常に、「あと何時間頑張らないと終わらないのか…」と考えてしまうのではなく、時間帯を区切り気持ちを切り替えることで、できるだけ集中力を途切れさせないよう工夫しています。
集中力が切れるのは誰でもあること!
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると、以下の通りとなります。
- 睡眠が唯一、脳を休ませることができる行動
- 午前中は、前日に睡眠を取っているため脳がフレッシュな状態
- 脳も身体と同じで、使用すれば使用するほど疲労(活性酵素の発生)が溜まる
- 目には見えないが、脳もストレスを感じて疲労しているため集中低下に繋がる
- 結果、午前と午後に集中力の差を感じる原因となる
- 仮眠(パワーナップ)を昼食後に行う
- 午後には手を動かすだけの単純作業を予定しておく
- 50分集中して10分休憩するサイクルを組む
集中力を切らさないために仕事中に考えるマインド
午後の時間帯を区切り、「頑張る時間」と「頑張らない時間」を作る
午後に集中力が無くなるのは、やる気がないからではなく人間の性質上、しかたのないことです。
あまり、自分を責めず適切に対処してあげることが大切。
そのためには、今回ご紹介した集中力が切れてしまう原因を理解して、取り入れられるようであれば対処法をぜひお試しください。
また、気持ちの持ちようで午後もしっかり乗り切ることができます。
午後も有意義な時間にできるように少しずつ工夫をしていきましょう!
本記事が少しでも皆さんのお役に立てたのであれ嬉しく思います!
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。