- 優柔不断で判断を迫られた時に決断することができない
- 決断力を鍛えるためにはどうすればいいんだろう
- しっかりと決断できる人ってどんな人?
本記事では上記のような悩みに対して、以下の通り解説していきます。
- 仕事で「決断力」が発揮できない理由とは?
- 決断力を高めるには「3つのステップ」を意識しよう!
- 決断力がある人に共通する「5つ」の特徴
世の中には、スパッとものごとを判断できる人が一定数存在します。
問題を正確に捉えて、的確な決断をしてくれる存在は周囲から頼られ、チームの軸になっていることでしょう。
今回は、決断力を鍛えるため「判断する時に行う3つのステップ」や「決断力がある人の特徴」について解説します。
自分には決断力がないと感じてしまっている方、ぜひ参考にして自身のキャリア成長に繋げましょう。
仕事で「決断力」が発揮できない理由とは?
経験・知識不足
決断力に欠ける一番の要因は、経験と知識の不足にあります。
自分が今から行う判断が、どのように状況を動かすのかビジョンが見えないので不安感を強く感じるためです。
決断した先のリスクやその後のトラブルに対してプレッシャーを感じるでしょう。
結果、重要な決断を迫られた時、自分の判断に自信が持てずに決断力が発揮できない原因となります。
失敗を恐れすぎている
決断をした後の失敗に対して臆病になっている点も決断力が鈍る原因になるでしょう。
失敗の責任をとることに対して消極的な考え方になってしまい、自分の意見を発信できなくなってしまいます。
このような考えが繰り返されることで、優柔不断になってしまうだけでなく、決断力を向上させることも難しくなっている可能性があります。
決断力を高めるには「3つのステップ」を意識しよう!
Step① 問題のゴールを明確にする
決断を迫られた時は、正確に「ゴール」定めましょう。
あまり複雑に考えずに、ベストな「着地点」を意識してゴールを設定しましょう。
ゴールが明確になっていることで、これから考える過程で迷った時にも最初に設定した「着地点」立ち返ることで、軸がブレない決断をおこなえます。
Step② 必要な情報を徹底的に洗い出す
ゴールが設定できたのであれば、次はゴールに向かうための情報収集に努めましょう。
大切なのは、上記の2パターンからどれだけ多くの必要な情報を集められるかです。
可能な限り情報を集めておくことで、最終的に判断を行う際、起こりえるリスクやトラブルも把握できます。
そのため、事前にリスクマネジメントをしておけるので、安心して決断できることに繋がります。
また、集めた情報はきちんと整理しておくことも大切です。
できれば、データでまとめるよりも、紙に書き出しながら「頭も一緒に整理」するように情報をまとめておきましょう。
Step③ 起こりえるリスクを理解して決断する
ゴールが定まり、必要な情報が揃ったのであればあとは「決断」をしていきます。
案件によっては、ゴールするまでにいくつかの案が出てくる場合があります。
判断に迷う場合は、以下の順番で優先順位をつけてみてください。
この3要素に対して、絞り出した案がどうなのか照らし合わせることで的確な決断を行えます。
注意点として、職場はチームで仕事を進める場ですので、決断をする前にもチームや組織内での共有をおこない、独断の判断にならないようにしましょう。
ゴールを明確に定め、情報収集を徹底的に行い、出来上がったいくつかの案に対して優先順位をつけて、チーム内で共有することが的確に決断するためのステップになります。
決断力がある人に共通する「5つ」の特徴
周囲の意見を積極的に取り入れている
自分の考えにこだわりすぎず、周りの人の意見を柔軟に取り入れている人は、決断力が高い傾向にあります。
多くの情報や意見があることで、解決までの選択肢が増えるためです。
自分の経験だけでは思いつかなかった、良いアイディアや業務の進め方、ノウハウを取り入れることが非常に上手なのです。
自分の意見は大切にした上で、素直に他の人の意見を汲みとれる人は、広い視野で物事を捉えることができるため、適切な判断が行えます。
自分の頭で考える癖がついている
問題を解決するために、自分の頭で考えようとする癖がついている人も高い判断力、決断力を持っていると感じます。
判断を強いられた時に、
この2パターンでは、明らかに後者の方が、自分の頭で考えて結論を出そうとしてるのが伺えます。
言われた通りに仕事を進めるよりも、自ら考えた上で取り組んだ業務の方が、今後似た状況になった時に、解決するための判断材料として「経験」を得ることができます。
紙に書きだして情報を整理している
決断力が高い人の行動を観察していると、問題点の解決のために紙に書き出している人が多く見受けられます。
頭の中だけで整理するよりも、可視化することで的確に問題の全体像を把握することができます。
方法は様々で、図式化する人もいれば、箇条書きでまとめる人もいます。
正しい決断を行うためには、全体像をしっかりと捉える方法として紙に書き出して情報を整理することが大切です。
人より多くの経験を積んでいる
素早く決断を下せるようになるには、やはり多くの経験が必要になります。
踏んできた場数が多ければ多いほど、過去の事例をもとにして判断をすることができます。
対応したことがある業務なのであれば、自身の経験から、起こりうるトラブルやリスクを想定できるでしょう。
また、前回失敗した、上手くいかなかったのであれば、改善策を考えられるため精度の高い決断ができるのです。
修羅場をくぐり抜けてきた数の違いが、決断力の高い人と低い人の大きな違いと言えます。
どんな時も落ち着いて仕事に取り組んでいる
日頃から落ち着いて仕事をしている人も決断力が高い人の特徴と感じます。
いざという時でも、余裕があるので慌てず冷静な判断が可能な体制が整っています。
余裕がない人を見ていると、常に締切ギリギリまで必死になっている状態が見受けられます。
そのような状態では、当然ですが正常な判断はできません。
どんな時でも落ち着いているからこそ、問題が発生しても考える時間を確保できるので、冷静に決断することが可能になります。
決断力は「センス」でなく「努力」で鍛えられます。
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると、以下の通りになります。
- 経験・知識不足
- 失敗を恐れすぎている
- 問題のゴールを明確にする
- ゴールに至るまでに必要な情報を徹底的に洗い出す
- 起こりえるリスクを理解して決断する
- 周囲の意見を積極的に取り入れている
- 自分の頭で考える癖がついている
- 紙に書きだして情報を整理している
- 人より多くの経験を積んでいる
- どんな時も落ち着いて行動している
どんなに仕事が出来る人でも、最初から決断力が高いわけではありません。
知識や経験がゼロの状態では、どう決断するのがベストなのかなんて分かるはずがないからです。
逆に言えば、誰であっても良い経験を積み重ねることで、的確で高い決断力を養うことは可能です。
そのためには練習が必要になりますので、今回ご紹介した3ステップを参考にしてみてください。
時には失敗をしてしまうこともあるでしょう。
ただ、失敗は悪い事ではなく、次に決断が必要になった時の大きな武器になります。
ミスを恐れず、自信をもって仕事に取り組む姿勢が決断力を鍛える一番の方法です。
決断力の有無は「センス」ではなく、「努力」だということを忘れないようにしてくださいね。
以上、今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てたのであれば嬉しく思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!