- 運動も食事も頑張っているのに全然痩せない
- 何かやり方が間違っているのかな…?
- 改善方法があれば知りたい!
上記のような悩みに対して、本記事では以下の通り解説していきます。
- ダイエットの『2つ』の大原則
- 体重が落ちないときに陥りがちなポイント
- 正しくダイエット進めるための改善方法
運動も一生懸命やっている、食事制限も頑張っている…
しかし、なぜか体重にも見た目にもなかなか変化が表れない!と感じていませんでしょうか?
自分の中では精一杯やっているのに、成果が表れないとモチベーションも上がりませんよね。
この記事は、『自分なりにダイエットを頑張っているのになぜか成果が出ない人』に読んでいただきたい内容をまとめてみました。
ダイエットは正しい方法で行えば誰でも必ず結果がついてくるものです。
もし、成果が出ていないのであれば『何かが間違ってしまっている』可能性があります。
ダイエットにおける基本的な『原則』や『ダイエットが進まないときに陥りがちなポイント』をご紹介していきます。
ぜひ、今ダイエットで苦しい思いをしてしまっている方は一度落ち着いて自分が正しい方法で進めていけているのかを確認するためにも参考にしてみてくださいね。
ダイエットの『2つ』の大原則

今の時代インターネットやテレビなどから、様々なダイエットのテクニックや情報を得ることができますよね。
しかし、どのような素晴らしいテクニックであってもダイエットの基礎知識の部分が間違っていては身体を変えていくことは難しいでしょう。
大切なのは、ダイエットの大原則を抑えることです。
まずは、基本となる以下の2点を念頭においてダイエットを進めるようにしてください。
- 『摂取』カロリーより『消費』カロリーを大きくする
- 体重減少がダイエットの成功ではない
『摂取』カロリーより『消費』カロリーを大きくする
ダイエットの一番基本的な部分のカロリー収支のお話です。
減量に励んでいる皆さんであればすでに理解している内容かと思います。
体重や体脂肪を減少させるためには、必ず『摂取』カロリーよりも『消費』カロリーが大きくなる必要があります。
簡単に言えば、『食べて得たエネルギー』よりも『日常生活で使用したエネルギー』が多ければ体重は必ず減ります。
難しいことは考えずに、この【摂取カロリー<消費カロリー】の大原則を守って継続していけば必ず成果が表れます。
体重減少がダイエットの成功ではない
注意しなければならないのは、体重の減少がダイエットの成功ではないということです。
「体重が減れば見た目がスッと綺麗になるのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが実はちょっと違います。
なぜなら、ダイエットの成功は体重を落とすことではなく『無駄な体脂肪』を落とすことだからです。
例えば、身体に付いている体脂肪の量と筋肉の量が同じ比率で落ちれば体重自体は減ります。
しかし、筋肉と脂肪が同じ量減ってしまっては『体脂肪率』に変動はありませんよね?
体脂肪率が減っていないということは、単純に身体全体が小さくなっただけで皆さんが求めている『引き締まったスタイルの良いシルエット』にはならないでしょう。
また、体重ばかりを気にして食事を抜いたりしてしまう方もいますが綺麗な身体になるには逆効果です。
確かに、食事を抜くことで一時的に体重は減りますが、その減った体重の内容は食べ物や体内に含まれた水分や便が多くを占めています。
内容物の重量が減っただけで脂肪が減ったわけではありません。
できるだけ筋肉を残しつつ、余計な体脂肪だけ落とすことで引き締まったシルエットになるという考えが最終的にダイエットの成功に繋がります。
体重が落ちないときに陥りがちなポイント

いくら辛い食事制限を課していたとしても、方法が間違っていては正しくダイエットは進みません。
効果が表れないことに繋がり、モチベーションが下がってしまうので継続が難しくなってしまいます。
そこで、よくありがちな間違った方法や考え方を解説していきますので今自分が行っているダイエットに当てはまっていないか確認してみましょう。
- 漠然と食事制限をしている
- ダイエットの効果を早く求めすぎている
- 急激にカロリーを落としすぎている
- ダイエット期間が長すぎる
- 疲労やストレスが溜まっている
漠然と食事制限をしている
なかなか効果が表れない原因として漠然と食事制限をしてしまっている可能性が考えられます。
なんとなく食事を我慢している方も多いのではないでしょうか?
先ほどお話しした通りダイエットの大原則は摂取カロリーより消費カロリーが大きくなることです。
自分が一日で摂取しているカロリーを把握していないと、ダイエットに適しているカロリー収支になっているかどうかの判断がつきません。
最初のうちはある程度体重が減っていくかもしれませんが、とあるタイミングで体重が減らなくなった時にカロリーをどれだけ下げればよいか調整できなくなります。
結果的に過度な食事制限をしてしまい我慢できず過食してしまったり、体調を崩してしまう危険性があります。
ダイエットが上手くいかない原因として、適切に自分が摂取しているカロリーを把握できていない点が考えられます。
ダイエットの効果を早く求めすぎている
ダイエットの効果を早く求めすぎてしまっているパターンもダイエットの失敗に繋がる原因の一つです。
厳しい食事制限やキツイ運動を頑張っているとすぐに結果を求めたくなるものです。
しかし、体脂肪はどう頑張っても人間の身体の構造上体脂肪は少しずつしか落ちないということは常に頭に入れてダイエットに臨むようにしましょう。
具体的には、月に1.5㎏~2㎏しか脂肪は落ちないと考えた方が良いでしょう。
それ以上体重が減少したとしても、大部分は水分の減少によるものです。
この点も先ほどの大原則でお話しした通り、「体重の減少がダイエットの成功ではない」部分に当てはまります。
1週間や1か月程度では、はっきりと目に見えた効果を得るのはそもそも難しいと覚えておくのも大切です。
急激にカロリーを落としすぎている
急激にカロリーを落としすぎてしまうのも問題があります。
最初は良いペースで体重が落ちるかもしれません。
しかし、急激にカロリーを落としすぎてしまうと以下の2点のデメリットがあります。
一つ目は、急激にカロリーを落とすわけですから当然厳しい空腹感を耐えなければなりません。
過度な食事制限をすると、ストレスの影響で結局耐えきれずにストレスの反動でたくさん食べてしまったり、逆に我慢できたとしてもエネルギーが足りずに日常生活に支障をきたす、最悪の場合には栄養失調で体調を崩してしまう危険性さえあります。
二つ目は、停滞した時に次の手が打てなくなってしまうというもの。
ダイエットを進めていると、必ず体重が減りづらくなる『停滞期』が訪れます。
停滞を打破するためには、
- 摂取カロリーをさらに減らす
- 消費カロリーを増やす
基本的にはこのどちらかを行う必要がありますが、最初から急激に低カロリーにしてしまうと①の手段が取れなくなります。
すると、②の手段に頼らざるを得なくなるのですが、人間の体力にも限界がありますので消費カロリーを増やし続けるのは不可能です。
急激にカロリーを落としてしまうと、過度なストレスを溜めてしまったり、行き詰った時に次の手が打てなくなってしまうので注意が必要になります。
ダイエット期間が長すぎる
ダイエットの期間が長すぎるのも問題です。
基本的にダイエットは長期的に無理なく継続するのが大切です。
しかし、あまりにも長すぎる期間ダイエットをしてしまうと低カロリーの食事に身体が慣れてしまうため、ヒトの身体は消費カロリーを摂取カロリーに見合った分しか使わないような省エネモードに切り替わります。
人間の身体には「恒常性(ホメオスタシス)」という『生命を守るために外界に変化があったとしても体内の状態を一定に保つ』機能が備わっています。
このホメオスタシスのおかげで、私たち人間の身体は過酷な環境であっても生き延びることができていますが、ダイエットにおいても効果を発揮してしまっています。
摂取するカロリーが極端に低くなると、身体は危険を察知して日常生活内であまりエネルギーを消費しないようにするわけです。
これがいわゆる『停滞期』に繋がります。
停滞期が訪れるタイミングは人によって様々ですが、長すぎるダイエットは摂取カロリーを低く設定していも身体がそのカロリー内で活動しようとするため、消費カロリーが上回らず体重が減らない状況になってしまっている可能性があります。
疲労やストレスが溜まっている
疲労やストレスが溜まりすぎているとダイエットの効果が表れない可能性もあります。
人間の身体は疲労やストレスが溜まると体内で『コルチゾール』と呼ばれる物質が分泌されます。
この『コルチゾール』には成長ホルモンの分泌を抑制させてしまう効果があるのです。
成長ホルモンは、身体の細胞を再生させたり、運動で傷ついた筋肉を修復させたりする効果があるものです。
この成長ホルモンが減少してしまうことで筋肉などの回復が間に合わず結果的に筋肉量が減り代謝が落ちて消費カロリーが少なくなってしまう可能性があります。
また、ストレスを感じると脳はドーパミンを分泌しますので食欲をコントロールする中枢神経を刺激して食欲を増加させます。これが過食に繋がってしまう原因です。
多かれ少なかれ疲労やストレスは感じるものですが、過度に負荷を与えてしまうとダイエットが上手くいかない原因になります。
正しくダイエット進めるための改善方法

具体的には、どのように改善すればダイエットをうまく進められるのでしょうか?
この章では、以下の3点をご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
- カロリー収支を見直す
- 最低でも3か月は続ける
- 1週間だけ普通の食事に戻す
カロリー収支を見直す
正しくダイエットを進めるために大切なポイントとしてカロリーの収支の見直しをしてみましょう。
漠然と食事制限をするのではなく、一度今自分が摂取しているカロリーを正確に把握してみてください。
摂取カロリーが正確に把握できると、今摂取しているカロリーで体重が減っているのか、増えてしまっているのか、変わっていないのかに合わせて、カロリーを正しく調整できます。
カロリーを調べるアプリは色々ありますが、私のオススメは以下のサイトです。
こちらのサイトで、一日に食べた内容を入力してトータルカロリーを把握してみましょう。
使い方も簡単です。例えば朝食を以下の内容の朝食を食べたとします。
- ご飯200g
- 鮭の切り身
- 目玉焼き1個
- 納豆
- 味噌汁
上記の内容をサイトで入力していくと…

このように表示されます。
昼や夜ご飯も同様に調べれば、自分が一日で摂取しているカロリーが分かります。
その状態で体重が減っているのであれば、適切にダイエットが進んでいますし、逆に減っていないのであれば無理のない程度でカロリーを削ってあげればOKです。
きちんとカロリーが把握できていれば、漠然と食事制限をしているときよりも食事のコントロールしやすくなります。
もし、ダイエットが順調に進んでいないと感じるのであれば、一度摂取しているカロリーのプランを見直すのが一番効果がある方法です。
最低でも3か月は続ける
ダイエット成功には一定の期間継続して取り組むのも大切です。
1週間や1か月で成果を求めるのではなく、最低でも3か月間は継続するようにしましょう。
前の章でもお話しした通り、人間の体脂肪はいきなり落ちることはないので、徐々に落としていく必要があります。
CMや広告で「1か月で-10㎏!」などの謳い文句をよく見かけますが、その10kgすべてが体脂肪なわけではなく、多くは水分の減少によるものです。
身体に溜まっていた水分が抜けるので見た目は多少すっきりしますが、不要な脂肪が落としきれたわけではありません。
また、急激に体重を落とすということは相応の厳しい食事制限をしなければなりませんので、ストレスによっていわるゆリバウンドが起きやすい状態になってしまいます。
一か月で2㎏~多くても3㎏ペースで落ちていれば大成功です。
焦らずゆっくりと長期的に取り組むようにするのもダイエットをスムーズに進めるために大切なポイントになります。
1週間だけ普通の食事に戻す
ダイエットを半年~1年ほど続けてしまっている場合は、1週間だけでも普通の食事に戻すと良い場合もあります。
長期間になりすぎてしまうと、低カロリーの状態に身体が慣れてしまうとお話ししました。
その解決方法として、一週間ほど普通の食事に戻してあげることで身体の代謝を上げるテクニックがあります。
よく言われるチートデーではなく、あくまで普通の食事に戻すだけというところがポイントです。
女性なら1,800~2,000kcal、男性なら2,000~2,400kcalの食事を一週間くらい続けてみてください。
その後にまたダイエットを再開すると、身体は通常に戻したカロリーを使って活動しようとするため、また体重が減少する方向に向かいます。
もし、ダイエットを長い期間やりすぎてしまっている方は一度通常の食事に戻すことで省エネモードを解除してからダイエットを再開させると、その後順調に体重が落ちていく場合があります。
ダイエットが進まないのには必ず原因があります

いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると以下の通りとなります。
- 『摂取』カロリーより『消費』カロリーを大きくする
- 体重減少がダイエットの成功ではない
- 漠然と食事制限をしている
- ダイエットの効果を早く求めすぎている
- 急激にカロリーを落としすぎている
- ダイエット期間が長すぎる
- 疲労やストレスが溜まっている
- カロリー収支を見直す
- 最低でも3か月は続ける
- 1週間だけ普通の食事に戻す
頑張って食事を我慢しているのに、なかなかダイエットの効果が表れないと体力面だけでなく精神面でも疲れてきてしまいますよね。
ダイエットの正しい効果を得るためには、原則を守ったうえで適切な方法を実行する必要があります。
大切なのは食べて得ている摂取カロリーよりも、動いて使っている消費カロリーの量が多くなっていることです。
そのためには、漠然と食事制限をするのではなくしっかりと自分が摂取しているカロリーを把握するのが一番間違いのない方法です。
また、カロリーの把握と同じくらい大切なのが効果を早く求めすぎない意識です。
どう頑張っても体脂肪というのはいきなり減少してくれることはありません。
長い目でコツコツと『継続』することが最終的に求めている引き締まった身体を手に入れるために大切になってきます。
ですので、体重の増減だけに惑わされることなく無理のない範囲でストレスを溜めずに取り組むのが必要になります。
もし、今ダイエットに取り組んでいてなかなか体重が落ちない、効果が感じられない方がいれば今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
以上、本記事が少しでも皆さんのお役に立てたのであれば大変嬉しく思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。