- 眠気を感じた時に意識することって何だろう?
- 効果的な対処法を知りたい!
- 根本から改善する方法ってあるのだろうか?
私は、10年以上事務職員として働いています。
デスクワークや打合せ、長時間の会議が多い職種です。
仕事柄、どうしても眠くなる作業が発生してしまいます。
今回ご紹介する内容は、そんな私が実際に効果があったなと感じるものをお伝えできればと思います。
誰でも眠気と戦った経験はあるはずです。
ぜひ、眠気覚ましの方法を実践して、集中して仕事に臨めるよう改善してみましょう。
重要なのは『じっとしないで、何かしら行動をすること』
眠くなるタイミングには共通点があります。
それは、じっとしている時間が長いこと。
興味があることに対してであれば、集中力が続くため問題ないかもしれません。
ただ、思い返してみると、単純な作業を座ったままこなしている時や、発言の必要のない会議などで眠気を感じることが多くないですか?
身体を動かさないと、血流が悪くなります。
血液は酸素を運んでいます。
結果的に、脳に適切な量の酸素が運ばれず、眠気に繋がってしまうのが原因です。
ですので、積極的に身体を動かして血の巡りをよくすることが肝心なのです。
また、脳を活性化させるためには身体を動かす以外の行動もあります!
具体的にはどのような対処法があるのでしょうか?
5つほどご紹介しますので、1つずつ実践してみてください。
眠気覚ましに効果的な対処法5選!
ストレッチ
固まった筋肉をほぐしてあげるように、ストレッチをしてみましょう。
長時間同じ姿勢をとることで、気づかぬうちに筋肉が固くなってしまっています。
筋肉が固くなると、体内に流れる血液の循環が悪くなるのです。
効果的なのは、
- 両手をまっすぐ伸ばす
- 両手を組む
- 手の甲を自分に向ける
- 肘を伸ばしながら頭の上にもっていく
- 背筋を伸ばすようにして、手の甲を見る感じで身体全身を伸ばす

こんな感じですね。
急に、思い切り伸ばしてしまうと逆に筋肉を傷めてしまいますので注意してください。
大きく息をすって、ゆっくり吐きながら30秒ほど伸ばしてみましょう。
自分が気持ちいいと感じるくらいの強さで十分効果を得ることができます。
凝り固まった筋肉を伸ばしてあげて、体内の血流をよくしましょう。
大股の早歩き
席を外せる状況であれば、数分ウォーキングを行うこともオススメです。
座ったままになっていると、脚に血が溜まります。
午後になると、なんだか足が浮腫んだり、だるく重くなるのはこれが原因です。
血が脚に回っているということは、その分、脳に血液が行っていない証拠。
なので、可能であれば1時間~1時間30分ほどしたら定期的に席を立ちましょう。
足を動かしてあげることで、下にたまった血液を身体全体に運んであげることができます。
歩く時間は5~10分で構いません。
ウォーキングついでに、屈伸を取り入れるのも効果的です。
先ほどご紹介したストレッチは、『静的ストレッチ』と呼ばれるものです。
屈伸運動や足を動かしてあげるのもストレッチの一種で『動的ストレッチ』と呼ばれます。
2つの異なるストレッチを活用することで、より効果的に全身の血流をよくすることができます。
同じ姿勢をとらず、定期的に身体を動かしてあげてください。
姿勢を正して深呼吸
その場から動くことができない状況であれば、今の姿勢を正すことを意識しましょう。
姿勢が悪いことにより、1点に血液が溜まってしまいます。
また、筋肉も正常ではない位置で硬直してしまうため、血がきちんと流れていない状態が生まれるのです。
会議中などでは、ストレッチやウォーキングすることはできませんよね。
また、デスクでPCを操作していると、モニターの高さによっては気づかないうちに猫背になってしまっていることもあるかもしれません。
ですので、以下の点に注意して姿勢を正してみましょう。
- 軽くお腹に力を入れる
- 骨盤だけを前傾させる
- 少し胸を張る
- 顎を引く
- 真上から引っ張られる感覚で背中を真っ直ぐ伸ばす
正しい姿勢がとれたら、追加で深呼吸をして酸素を取り込みましょう。
- 鼻から胸やお腹いっぱいに4秒ほどかけて空気を取り込む
- ゆっくり、8秒ほどかけながら息を限界まで吐ききるように深呼吸する
- ①→②を5セットほど行う。
正しい姿勢をとり、空気を取り込むことで、脳に酸素を送り込みます。
動くことができない場面で使えるコツです。
ぜひ、取り入れてみてください。
会話をする
眠気を覚ますためには、誰かと会話をするのも効果的です。
仕事の話でも、雑談でも、内容に関係はありません。
人と話すことで、脳が活性化され眠気が解消されます。
自分の場合は、雑談があまり得意ではありません。
なので、進捗がよくない仕事の相談を、上司に持っていく方法をとるようにしています。
仕事の進め方も確認できますので、一石二鳥です。
仕事に行き詰まっているときにでも試してほしい対処法です。
カフェインを摂取する
できれば頼りたくはないのですが、実際に効果があるのはカフェインの摂取です。
カフェインには「自律神経の働きを高める」、「集中力を高める」効果があります。
そのため、摂取から20分ほどで少しずつ脳が働いてくる感覚を得ることができます。
具体的には、コーヒーや紅茶などカフェイン物質の含まれる飲み物をとってみてください。
他にも、糖質の少なく、カフェインが含まれるチョコレートを間食として取り入れるのもいいでしょう。
ただし、人によってカフェインの許容量は変わりますので適切な量を摂るようにしてください。
一般的には、健康な成人の場合400mgが上限と言われています。
400mg以下であっても、頭痛や吐き気、心拍数の増加を感じたらすぐに量を減らしましょう。
コーヒーや紅茶に含まれるカフェイン量は以下の通りです。
- レギュラーコーヒー100ml→60mg
- 紅茶100ml→30mg
確かにカフェインには眠気覚ましに効果はあります。
ただし、摂取しすぎることで体調不良の原因になります。
本当に困った時に、適切な量を見極めて活用するようにしてくださいね。
生活習慣を見直して、眠気を抑えよう
基本的なことですが、仕事以外の時間にどう過ごすかが大切です。
効果があるのは『食事内容』と『睡眠の時間・質』です。
2つについてどのように改善するのがいいのかご紹介します。
食事の内容
おすすめはオートミールです。
私の場合、仕事の昼食をお米からオートミールに変えることで改善されました。
これは、GI値と呼ばれる値が低いことが眠気改善の要因です。
GI値とは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略称で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。
GI値が低いことで、血糖値の上昇が緩やかになります。
血糖値が急激に上がってしまうと、眠気を強く感じてしまうのです。
オートミールは炭水化物の中でも、低GI食品として有名です。
腹持ちも良く、栄養素も豊富なのが特徴です。
好き嫌いが分かれる食材ですが、今の時代、ネットには美味しく調理するレシピも多く掲載されています。
昼食をお米やパンでとっている方で、午後の眠気に悩んでいる人は、一度オートミールを試してみてください。
睡眠時間と質
根本的な部分ですが、改めて睡眠時間と質についても見直してみましょう。
意識的に日頃から、寝る時間をしっかりと確保してください。
人によって適切な時間は変わってきます。
単に、睡眠時間が長ければいいということではありません。
個人差はあるものの、まずは6〜7時間を確保できるようにしてみましょう。
また、睡眠の質を高めることも重要です。
おすすめは、きちんとお湯を張って入浴をすることです。
入浴してリラックスすることで、副交感神経が優位になります。
すると、身体のスイッチが活動モードから休憩モードに切り替わり、スムーズに睡眠に入る事ができます。
お風呂の温度は38度くらい。
ちょっとぬるめのお湯に、20分ほど浸かるのがおすすめです。
適切な睡眠時間を確保し、質を上げることで日中の眠気を抑えることができるはずです。
仕事中の眠気を改善して、有効に時間を使おう!
やる気がないわけではないのに、眠気で意識が飛びそうになる。
そんな経験は誰にでもあります。
理由は様々で、日頃の疲れが蓄積されていたり、睡眠時間の乱れだったり。
仮眠が取れれば一番いいのですが、なかなかそうもいかないですよね。
今回ご紹介した方法は、比較的どのような仕事でも使えるテクニックのはずです。
一つずつ試してみて、自分に合った対処法を探してみましょう。
また、食事や睡眠時間といった生活習慣を見直すのもおすすめです。
眠気の根本を改善することで、今よりも集中できる時間が増えるはずです。
増えた時間を有効に使い、仕事のパフォーマンスをあげられるようにしましょう!
今回の記事が少しでもみなさんの力になれたら嬉しく思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!