- 仕事で怒られてしまい精神的に辛い
- 気持ちが切り替えられず、仕事が手につかない
- 怒られたことを引きずってしまう
上記悩みに対して、本記事では以下の内容を解説します。
- 落ち込まない『強いメンタル』を持つため考え方
- 怒られた後、上手に気持ちを切り替える『5つ』の方法
- 怒られた時に避けた方がよい態度と思考
仕事中に怒られると、気持ちがブルーになり、怒られたことが頭によぎり仕事に集中出来ないこともあるのではないでしょうか?
今回は、怒られても落ち込まないようにするための『強いメンタル』についてと、切り替え方法について解説します。
怒られた状況によっては、必要以上に気にしなくてもよいパターンもあります。
この記事を読んで、気持ちを落ち着けて少しでもストレスの軽減に繋がったり、皆さん自身の成長に活かしてもらえたら嬉しく思います。
落ち込まない『強いメンタル』を持つため考え方
状況によって、真に受けなくてもよいパターンが存在する
怒られた状況によっては、真剣に受け止めず聞き流しても問題ない場合があります。
それは、怒りの原因が相手のためではなく自分の保身や権威性を上げるための時です。
チームをマネージメントする立場だったとすると、評価対象として部下の指導が含まれます。
そのため、「自分はちゃんと部下に対して怒ることもできますよ。」と、アピールするためだけに叱責することがあります。
また、先輩の中にはちょっと慣れ始めてきた新人職員や異動してきたばかりの人に対して、「自分の方が偉いんだぞ」と権威性を上げるためだけに指導という名目で怒りをぶつけることがあります。
以上のような場合は、真剣に受け止めて落ち込む必要はありません。
もちろん、表面上はしっかりと申し訳ない顔をして謝罪することで丸く収まる方策を取った方が無難です。
ただ、ストレスを抱える必要はなく「あ~、はじまったわ」くらいの気持ちで構わないと考えてもよいと私は思います。
自分の成長に繋がらない叱責は、プラスになることが少なく、逆に気にしすぎることで本来の業務効率を下げてしまう原因になってしまいます。
怒った時の理由が保身や権威性を上げるためと解釈できる場合は、真に受けずに受け流してしまった方がよいでしょう。
正面から真摯に反省すべきパターンがあるのも忘れずに
怒られた側のことを思っての叱責は、素直に反省する必要があります。
同じミスをしてしまうと今後この子が困ってしまう、嫌われるかもしれないけれども将来的に必要になると、相手のことを思って怒ってくれているパターンも存在します。
見極めるポイントとしては、どうするべきだったのかと考える余地を与える、的確なアドバイスを提示してくれる点にあります。
怒ってくれている人も、できれば相手が嫌な気持ちになることは言いたくないものです。
怒られた側の成長に目を向けてくれている怒りであれば、攻撃と捉えずに猛省しましょう。
この場合は、今後の自分の成長に大きく影響し仕事の質やパフォーマンス、周囲の評価向上に効果があります。
ですので、怒った時の理由が怒った側にはメリットがなく、本気で怒られた側のことを思った指導であれば反省し改善に繋げるようにする意識が大切です。
怒られた後、上手に気持ちを切り替える『5つ』の方法
とにかく一度バシッと謝ってしまう
モヤモヤとした気持ちを抱えるくらいであれば、一回はっきりと謝ってしまう方がメンタル的に楽になります。
自分が悪かろうが、悪くなかろうが「大変申し訳ございませんでした!」と頭を下げてしまいましょう。
ポイントは、ハキハキと声を出して、申し訳なさそうな顔をし、しっかりと頭を下げること。
怒られた内容はどうであれ、真剣にバシッと謝られると怒った側も、それ以上追加でガミガミ言いづらくなります。
逆に、中途半端にモゴモゴしたり、不服そうな顔、ヘラヘラしないようにしてください。
怒っている側からすると「本当にわかってる?」と怒りを増長する原因になりかねません。
怒られた後、極力引きずらないためにも一度しっかりと謝罪してしまうことで、怒った側の溜飲を下げ、自分自身も悶々とした感情を軽減することができます。
引きずる時間は何も生み出さないと理解する
ただただ、怒られたことを引きずり続けるのには、何の意味も持たないと理解しましょう。
せいぜい、辛そうな状態を見た周囲がちょっと同情する程度の効果しかないということです。
落ち込んでしまう気持ちもわかりますので、すぐに立ち直りましょうとは言いません。
ただ、少しだけ気持ちの整理ができるようになったタイミングになったら、「引きずることは時間の無駄だ」と思い出してみてください。
落ち込み続けるよりも、前進に向けて行動した方が絶対にあなた自身のためになります。
怒られた箇所は「伸びしろ」があるということ
怒られた内容が自分にとって足りない部分だったのであれば、成長できるチャンスと考えましょう。
単純に悪いところを直すことでレベルアップすることができます。
提出期限に間に合わせることができなかったのであれば、
- 前回スタートした時期よりも早めに取り掛かる
- 今回作成した内容を元に手順をまとめておく
- 他の業務を短縮して時間を捻出できないか考える
どれも、1度失敗しないと分からないことです。
経験を活かし改善できる「伸びしろ」と解釈することにより、前向きに取り組めるようになるでしょう。
プロなら仕事で取り返す意識を持つ
新人であったとしても、仕事として取り組んでいる以上、その分野の「プロ」なのです。
仕事で受けたマイナス評価は、仕事で取り返してやる!気持ちを持つのも悪くありません。
どこかで聞いた話ですが、海外の現場で働いている日本人が失敗してしまったことがあったそうです。
その際、日本人は上司に対して「すいませんでした」と謝ったそうです。
しかし、上司は「なんで日本人はミスして謝るのか?」と逆に問われたのです。
「プロなんだから、ネクスト。次にどう成功するかを考えるのが普通なんじゃないのか。」と言われたというお話があります。
私たちは何か失敗をしたら謝らなくてはいけないと固定概念を抱えてしまいがちなのかもしれません。
失敗しない人間なんて存在しないのです。
大切なのは、プロ意識を持って次回どうすれば上手くいくのかに頭を使うこと。
ポジティブな思考で、私は怒られたときは常にこの考えを持つようにしています。
「食事」と「睡眠」をしっかり取る
適切な量、栄養のある食事と、睡眠時間を意識的に確保するのもおすすめです。
体調が整うことで、メンタル面も非常に安定します。
実体験として、しっかり食べて、一晩ゆっくり寝ると、次の日の朝には「もう少しだけ頑張ってみよう」と思える気分になることが多いです。
中には、夜なかなか寝付けない方もいるかもしれません。
そんな方は、シャワーで済まさず、ゆっくりとお風呂に入りましょう。
10分でも良いので、少し額が汗ばむくらいお湯に浸かると、寝つきが良くなるのでお試しください。
食事を取らない、睡眠不足になる、このような体調では疲れを引きずってしまい、気持ちもネガティブなままになってしまいます。
意識的に休養を取り体調を管理することで、メンタル回復に努めてみましょう。
怒られた時に避けた方がよい態度と思考
ふてくされる
あからさまに不服な態度は取らないよう注意してください。
口に出さなくとも、ふてくされている様子は相手に良い印象を与えることはありません。
- 挨拶をしない
- 会話中に嫌な顔をする
- 適当な返事で返す
このような行為は絶対にNGです。
積み重なることによって、いざ関係性を改善しようとした時にやりづらくなるのは自分自身です。
怒られた相手と関わりたくない気持ちは分かりますが、ふてくされることは将来の自分のためにもなりませんので控えるようにしましょう。
口くちごたえする
いくら納得がいかないからと言って、口ごたえすることもいけません。
「でも〜」や「いや、」といった言葉で今の状況が好転することはないでしょう。
内心、全く腑に落ちていなくても、その場では一旦全て「はい」と受け入れるようにしましょう。
「アンガーマネージメント」という怒りをコントロールするテクニックでよく聞く話ですが、人間怒りのピークは6秒間だと言われています。
言いたいことがあっても、ほんの少しだけ我慢してしまった方が叱責を受ける時間を短くすることができるかもしれません。
敵視はしないようにする
怒られたからといって、むやみに敵視しないことも大切です。
本当に自分のためを思ってくれて怒ってくれた場合に、必要なアドバイスが盛り込まれていても気づくことができなくなってしまいます。
考えるべきは、「何が原因で怒られていて、どうするべきだったか」という点です。
怒られて不快な気分になるのは仕方のないことなのかもしれませんが、感情は自分自身の成長には全く繋がりません。
反抗心を持つのではなく、どうすれば改善できるのかを考えるということを頭に入れておきましょう。
【まとめ】何に対して怒っているのか、本質を見極めましょう
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると以下の通りとなります。
- 状況によって、真に受けなくてもよいパターンが存在する
- 正面から真摯に反省すべきパターンがあるのも忘れずに
- とにかく一度バシッと謝ってしまう
- 引きずる時間は何も生み出さないと理解する
- 怒られた箇所は「伸びしろ」があるということ
- プロなら仕事で取り返す意識を持つ
- 「食事」と「睡眠」をしっかり取る
怒られた時に避けた方がよい態度と思考
- ふてくされる
- 口くちごたえする
- 敵視はしないようにする
怒られてしまうと、つい落ち込んでしまい、怒られたことが頭によぎり仕事に集中することができなくなってしまいます。
真面目な人ほど、怒りをすべて受け止めてしまいがち。
ただ、時と場合によっては受け流していいこともあるのです。
相手の怒っている理由をしっかりと見極めて、自分のために叱ってくれているのか、怒っている人本人の自己満足なのかを観察して見極めることが必要になります。
本当に自分のことを思ってくれている「怒り」であれば、その人は敵ではなく味方です。
気持ちがブルーになってしまうと、本質を見過ごしてしまう可能性が高いので今回の記事を参考に素早く気持ちを切り替えて、自分の成長に繋げられるようなメンタルを持ちましょう!
本記事が、少しでも皆さんの役に立てたのであれば嬉しく思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!