- ミスをしたわけではないのに、怒られて納得がいかない!
- 上司に逆らうわけにもいかず、とてもモヤモヤしている
- 納得いかない時の、気持ちの切り替え方を知りたい
仕事をしていく上で、意見の食い違いや、自分の責任ではないのにも関わらず、上司に怒られたり、小言を言われたりする経験をお持ちの方も多いのではないかと思います。
私自身、事務職員として10年以上お仕事をさせていただいています。
仕事の性質上、コミュニケーションを頻繁に取らなければならない業務が多い職種です。
その中で、幾度となく『納得がいかないなぁ』と思った経験があります。
入職当初は、上手く気持ちの整理がいかず、数日、数週間モヤモヤした日が続きました。
しかし、今では気持ちの切り替えが上手になったのか、納得がいかないことがあっても、あまりイライラすることは少なくなりました。
今回は、『上司から納得がいかないことで怒られた』時の、対処法についてお伝えしたいと思います。

一度冷静になって、客観的にとらえてみよう
怒られたのには、必ず原因があるはずです。
つい、カッとなって『自分は間違っていない!』と考えてしまう気持ちはよく分かります。
ただ、感情を優先させてしまうと、問題の解決や気持ちの整理には繋がりません。
まずは原因を考えてみましょう。
考えられる、理由はさまざまだと思います。
- 自分が対応した業務以外のことで怒られた
- 今の自分の状況を、全く考えてもらえず一方的に怒られた
- 上司側にも責任があるはずなのに自分のせいにされた
- 意見が対立した
- 今関係のない過去のことを掘り出された
納得のいかないままにしておくと、非常にストレスが溜まりますよね。
『納得がいかない』という感情がちらついてしまい、仕事に集中することができなくなることもあります。
私は、このような場合、怒られたものごとに対して客観的にとらえるようにしています。
私と上司の間に、もう一人の人間を作り、怒られた内容を聞いてどう思うのかを考えます。
主観が入ってしまうと、時には本来の問題から離れてしまうことがあります。
客観的にとらえることで、『何に対して納得がいかないのか』を見極めて、気持ちの整理、問題の対処を行うことができるのです。
『人によって考え方はさまざま』という思考を持つことが大切
相手も『人間』です。
人はそれぞれ、考え方に違いを持っているのが当然という考え方をしましょう。
あなたにはあなたの意見があるように、相手には相手の意見があるはずです。
別の角度から見ると、また違った見え方をしている場合があります。
相手の立場や、今の職場の状況に立って怒られた内容についてもう一度考えてみましょう。
時には、相手の経験やプライドも考える必要もあります。
自分の気持ちをぶつけるのではなく、相手に寄り添うことも大切です。
自分に責任がある場合は、素直に謝ろう
客観的になり、相手の立場に立った時にもし自分が少しでも間違った点があったのであれば素直に謝るのがオススメです。
今後仕事をしていく上で、上司との関係性はこの先も続きます。
全て自分が悪いというわけではないかもしれません。
ただ、少しは自分に非がある場合あるのであれば「先ほどは、言い過ぎてしまい申し訳ございませんでした」といってしまいましょう。
あまり意地を張らずに、終わらせてしまった方が自分の気持ちも楽になるはずです。
「注意いただいたことで、そのような考えもあることに気づくことができました。」と付け加えるのも良いでしょう。
素直に謝ることで、上司側も言い過ぎた、間違っていたと理解してくれる場合があります。
私の経験上、お互いヒートアップしていくうちに、別のベクトルでぶつかっている場合は、この方法がとても有効だと感じています。
自分に悪いところあったのであれば、素直に頭を下げることで、相手も落ち着き、結果的に本来の問題解決に向けて建設的な話し合いができます。
自分には責任がない場合は、まず相手の言い分を聞こう
しっかりと、冷静に考えたうえで、それでも間違っていることもあるかと思います。
明らかに自分に責任がない場合、言葉をはっきりと伝えることは悪いことではありません。
ただ、いきなり指摘された内容が間違っている!と伝えるのではなく相手の言い分を聞いてみましょう。
その上で、威圧的にならずに「ご指摘いただきありがとうございます。ただ、私はこう考えているのですが」という気持ちを伝えます。
あくまで、喧嘩ごしにならずに『ちゃんと、問題を解決したい』という気持ちを伝えるのがコツです。
すると、相手が非を認めてくれることもありますし、納得のいく指摘をもらえる場合があります。
一方的に、自分の言いたいことを言う、また、ただ単純に我慢するよりも、しっかりと相手の意見を理解することが重要です。
イライラして言い返すのは、良いこと無し
NGな行動として、イラついたからといって、態度に出しすぎたり、安易に言い返すのはやめましょう。
お互い感情的になることで、本来解決すべき問題を見失うことになります。
また、人間関係も悪化して仕事自体がやりづらくなってしまうでしょう。
過去、私もついカッとなって言い返してしまいました。
その後、別件で関わらなくてはいけない状況が出てきたときに、非常に気まずい思いをした経験があります。
既にこのような状況になっている方もいるかもしれません。
私が解決した方法としては、仕事上での問題ではなく、自分が相手にしてしまった態度や発言に関して謝るということです。
相手も人間ですので、こちらから頭を下げに行くことで、上司も『私も言い過ぎた』と理解を示してくれるはずです。
感情的になって、言い返す、ふてくされた態度をとるという行動は、絶対に良い方向には向かいませんので、注意するようにしてくださいね。
主観を捨てて解決!ストレスなく仕事に集中しよう!
仕事をしていく上で、上司との衝突がない方が珍しいと私は思います。
理由は様々ですが、納得がいかないことに対して、イライラやモヤモヤを抱え込みすぎるのは嫌ですよね。
冷静になって、見直す点があるのであれば、素直に見直して頭を下げる。
どう考えても自分が悪くないのであれば、きちんと相手の話を聞いてから、自分の気持ちを伝える。
何も考えずに、我慢したり、言い返したりせずに適切な対応をすることで、仕事とはまた違った人間的に成長をすることができるはずです。
嫌なことは、できるだけすぐに解決してストレスフリーになった方が自分の気持ち的にも楽です。
ぜひ、今悩んでいる皆さんは今回の記事を参考にしていただければ幸いです。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!