- 仕事をする上でプライドって持つ必要があるの?
- 仕事に対してのこだわりを持つことは正しいのか
- 周りから頼られ、仕事ができる人として認めてもらいたい
上記のような疑問に対して、本記事では以下の内容を解説します。
- 大切な『プライド』と、不要な『こだわり』を混同している人が多い
- 捨てるべき3つの『こだわり』
- 仕事ができるひとが持っている3つの『プライド』
皆さんの周りにも、変なこだわりをプライドと勘違いしている人がいませんか?
強いこだわりを周りに強要することは、自分は満足するかもしれませんが、周囲の人間の印象はあまりよくないでしょう。
一方で、正しいプライドを持っている人は周囲の評価も高く、職場で頼られる必要な人材となるケースをよく見かけます。
ぜひ、皆さん自身も周りから、「あの人は仕事ができる」と認めてもらえるよう、今回の記事を参考にしてみてくださいね。
大切な『プライド』と、不要な『こだわり』を混同している人が多い
『プライド』とは、「誇り」や「自尊心」という意味があります。
良いプライドを持つことで、軸となる考え方や仕事の取り組み方に筋が通ります。
また、情熱的にチャレンジすることよって困難な課題にぶつかっても粘り強く対処することで、自身の成長に繋がります。
ただ、よく混同しがちなのは、己のプライドを持って仕事をしているように見えて、自己満足で終わってしまっているパターン
これが、不要な「こだわり」だと私は捉えています。
例えば、今までやっていた業務の進め方に対して臨機応変に対応しない、または、できないことが挙げられます。
自分が苦労してやってきた経験があるため、その方法や価値観を周囲にも押し付けようとします。
苦労して得た体験ですから、気持ちは分からなくはないです。
しかし、本当に必要なのは、そこから更にいろいろな意見や考え方を取り入れることのはず。
今回の「業務の進め方」に対して、必要なプライドを挙げるのであれば「仕事の質を上げるためにはどうるすべきか改善点を模索する」ことになります。
必要な「プライド」とは、物事の本質を正確に捉えて軸をブラさないこと、不要な「こだわり」とは自己満足で終わってしまうことではないでしょうか。
捨てるべき3つの『こだわり』
自分が正しいと思い込んでいるこだわり
一度、自分の考え方を客観的に見てみましょう。
自身の成功体験があるため、つい自分考え方や仕事の進め方が100%間違いないと思ってしまっていないでしょうか。
もっと良いやり方があるにも関わらず、「今までこうやってきたから」と考えてしまっている可能性があります。
常に柔軟に考える意識を持って仕事にあたることで、今以上に効率の良い業務の進め方を模索していきましょう。
人に頼らないというこだわり
自分が一番得意な分野だから、他の誰の力も借りないというこだわりも不要です。
得意な業務を抱えるということは、その時間、別の業務に割くことができません。
結果的に、苦手な作業や新しいスキルを身につけることがいつまで経ってもできなくなってしまいます。
得意な仕事を100点に近いレベルでこなせるのであれば、苦手で30点くらいしか取れない業務に積極的に挑戦しましょう。
30点しか取れない業務を伸ばし70点、80点、90点と力を伸ばしていけば、活躍できる場が広がっていきます。
そのためには、時間を確保しなければいけませんので、積極的に人を頼るようにしてみましょう。
勤務年数に対するこだわり
長い間、同じ部署で働いている人に多く見られる傾向です。
効率的に仕事をする能力と勤続年数にはあまり相関関係はありません。
長い間働いているから偉いと勘違いしないよう注意しましょう。
ただし、長い期間働いて「得た経験」そのものは大切です。
「得た経験」を活かすためには「新しい発想」をかけ合わせてより良いものにしていくことが重要なのです。
勤続年数を基準に上下関係を作らないように意識するようにしてください。
仕事ができるひとが持っている『プライド』
誰に対しても、裏表なく謙虚な姿勢
仕事ができる人ほど、上司、部下、同僚問わず態度を変えない方が多いと感じます。
上司にはもちろん、同僚や部下に対しても偉そうな態度を取りません。
また、人の陰口も好まない印象を受けます。
少し仕事に慣れてしまい、先輩風を吹かせてしまっていないか、今一度注意して、誰に対しても謙虚な姿勢で対応するようにしてください。
失敗を「経験」と捉える
失敗を極端に恐れることはなく、「なんとかなる」くらい楽観的な思考を常に持っている方も仕事上手だと感じます。
例え失敗してしまったとしても、引きずらないため、むしろ良い経験としてすぐに改善するにはどうしたら良いのか、という方向に頭を働かせます。
自分1人で考えることはせず、いろいろな人にコミュニケーションを取って改善策を模索する様子が伺えます。
結果、次に同じ仕事をした際、完成度の高い業務に仕上げてきます。
そこでも更に改善に向けて考えるので、どんどん質が上がってきます。
失敗のネガティブな面だけで考えるのではなく、次回に活きるようにする考え方を意識してみてください。
相手の意見を理解した上で、自分の意見を述べること
自分の言いたいことだけを発信せずに、相手の言いたいこと、理解してほしい事を落とし込んだ上で、意見を述べられる人も仕事が出来る人の特徴です。
いくら正論であっても、相手の気持ちに寄り添えない意見は仕事を進める際、あまり効率的ではありません。
また、相手の言ったことを鵜呑みにして、自分の考えを持たないことも、自身の成長には結びつきづらいでしょう。
たとえ異なる意見であっても、共通点や妥協点を擦り合わせながら、しっかりと自分の意思も持つということが大切になってきます。
【まとめ】今一度、自分の立ち振る舞いや考え方を見直してみましょう
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると以下の通りになります。
大切な『プライド』と不要な『こだわり』を混同しない
- 必要な「プライド」=物事の本質を正確に捉えて軸をブラさないこと
- 不要な「こだわり」=自己満足で終わってしまうこと
- 自分が正しいと思い込んでいるこだわり
- 人に頼らないというこだわり
- 勤務年数に対するこだわり
- 誰に対しても、裏表なく謙虚な姿勢
- 失敗を「経験」と捉える
- 相手の意見を理解した上で、自分の意見を述べること
仕事や職場に慣れてくると、自分自身の考え方を持つようになってきます。
今までに培った経験から「このやり方が正しいんだ」と考えがち。
ただ、一度立ち止まって「本当にこの方法であっているんだろうか」と常に問いながら仕事を進めることも大切です。
全くの新人から出た意見であっても良いアイディアであれば素直に取り入れ、今までの経験とかけ合わせればきっと今より質の良い仕事ができるはずです。
固定概念を捨てて、臨機応変に対応できる力こそ社会人にとって必要な「プライド」なのではないでしょうか。
また、誰に対しても偉そうな態度を取らず、かといって、上司に媚びを売ることもしない姿勢というのも筋が通っていて気持ちよく感じます。
皆さんも、今の自分に不要な「こだわり」を持っていないか、今一度見直してみてくださいね。
きっと、周りの評価もあがり、仕事がしやすい環境を作れるはずです。
本記事が少しでも皆さんのお役立てたのであれば嬉しく思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!