- 同じ業務ばかりで仕事に飽きた
- 成長が感じられず、毎日出勤するのがめんどくさい
- モチベーションが上がらない
上記のような悩みに対して、本記事では以下の内容について解説します。
- ある程度慣れてくると、成長の実感がなくなるのは普通のこと
- 飽きたと感じるのはステップアップのサイン
- モチベーション向上のための考え方
仕事に飽きてつまらないと感じ、いっそのこと別の仕事に転職してしまおうかと考えてしまう方も多いのではないでしょうか?
転職が悪いというわけではないのですが、飽きてしまう原因をしっかり理解しておかないと、別の仕事場でも同じ現象に悩まされることになってしまいます。
今回の記事を参考に、なぜ仕事に飽きてしまうのかということと、モチベーション向上するためにはどうすればいいのかについて今一度考えてみましょう。
ある程度慣れてくると、成長の実感がなくなるのは普通のこと
何事も始めたてのうちは、色々な刺激を受けるでしょう。
0の状態から1になった時は、自分の中の成長を大きく感じることができます。
しかし、2…3…と成長していくと、いつかの段階で成長している速度が遅くなっている感覚を感じたことはないでしょうか。
例えば、趣味として始めたスポーツを例に出してみましょう。
初心者のうちは、道具の使い方が分かり、ルールが理解できる、基本的な身体の動かし方が分かってくるなど、大きな変化を感じることができるでしょう。
変化を感じている間、人間は飽きるという感情は湧いてきません。
しかし、中級者くらいになってくると、基礎体力の向上や、細かいテクニックの習得、戦略を考えて身につけていく必要があるでしょう。
基礎体力の向上には、地道な走り込みや日々のトレーニングが必要で、1日で急成長できるものではないでしょう。
テクニックや戦略だって、考えて実践するも、なかなか身につかないことがあるはずです。
こうなると、本当は少しずつ成長しているはずなのに、最初の変化と比べてしまうと「本当に今のやり方で上手くなっているのかな」と不安になってしまい、結果的に変化が感じられず飽きてしまうことが考えられます。
仕事でも同じことが言えると思います。
目に見えず、感じ取りづらくなってしまってるが故、変化が感じられず「飽きた」という思考に繋がってしまうのです。
特に仕事においては、同じ場所に出社し、変化のない環境で過ごし、仕事の内容だっていきなりガラっと変わることは少ないでしょう。
結果、現状に慣れてしまい変化が感じられず「仕事に飽きてしまう」ことに繋がってしまうのです。
しかし、視点を変えれば「仕事に慣れた」ということは、「次のステップに進む余裕ができた」と考えることはできないでしょうか?
飽きたと感じるのはステップアップのサイン
「仕事に飽きた」ということは、つまり「仕事に慣れてしまった」ことが原因と言えます。
「仕事に慣れた」ということは、捉え方を変えれば「卒なく仕事をこなせるようになり、余裕ができた」という見方もできるでしょう。
余裕ができたのであれば、新しい仕事へのチャレンジや、普段の業務を改善することでステップアップを図れる時期がきているということです。
もし、業務に余裕があるのであれば以下のような内容に挑戦してみてください。
- 同僚の仕事をお手伝いして、別の担当分野の知識をつける
- ルーティーン業務に対して、Excelのマクロを勉強して効率化を図る
- マニュアルが無い業務であれば、作成して周りに共有する
- 自分で業務を行うのではなく、人に教える力をつける
- 今やっている業務に無駄な部分がないか精査して簡略化する
このような、新しい分野の知識を取り入れたり、普段やっている業務の改善点を探すことで、自身の成長に繋げることができ「やりがい」を感じられるはずです。
大前提として、仕事の「やりがい」は自然と感じるものではなく、自ら掴み取りにいくものです。
最初のうちは、言われたことをやるだけで新しい知識を吸収して、できることも増えるためやりがいを感じることができるはずです。
ただし、仕事に慣れてきた場合は自分で目標を定めて動かなければ自身の成長を感じ取るのは難しくなります。
ですので、飽きたと感じたのであれば、いままでの業務を必死にならなくてもできるようになっている証拠ですので、ステップアップのチャンスと捉えて新しいことや改善点を探すようにしてみましょう!
モチベーション向上のための考え方
成長度合いの目盛りを細かくする
自分の成長や変化を感じ取るために、成長度合いの目盛りをもう少し細かくしてみましょう。
最初のうちは、出来なかったことが、出来るようになったと大きな成長を感じることが出来ます。
これを「10の成長」としましょう。
ある一定以上、自分が成長すると「10の成長」を感じることが難しくなります。
ですので、考え方として「10の成長」を求めるのではなく「1の成長」を意識するようにしてみてください。
なんでも構いません。
重要なのは、「1の成長」を認識してあげることです。
人間不思議なもので、少しだとしてもきちんと成長している実感があれば飽きずに続けられるものです。
でのすので、大きな成長だけに目を向けるのではなく、些細な成長を意識して仕事に取り組んでみましょう。
成長を可視化する
成長を可視化するのもおすすめです。
方法としては、やることリストを常につけること。
業務が発生したら必ずリストに追加して、そのお仕事が終わったらチェックをつけてみることを試してみてください。
そうすると、毎日似たような仕事であっても、きちんと終わらせているという実感を得ることができます。
また、タスクの管理にも絶大な効果をもたらしますので、ぜひ取り入れてみてください。
急激に成長するタイミングがくる
仕事に慣れてきてしまうと、基本的には小刻みにしか成長しないとお話をしました。
しかし、時には急激に成長している実感を得ることができるタイミングが存在するということも覚えておいてください。
私の経験談ですが、過去、私はあまりコミュニケーションが上手ではない側の人間でした。
偉い人への報告を行わなければならない時は、毎回気持ち悪くなるし、いざ話し出してみるといつも頭が真っ白になってしまうのです。
結局いまいち納得してもらえない報告になってしまう、なんてことが日常茶飯事でした。
しかし、ある日突然仕事の内容を的確に伝えることができ、なんだか相手の感触がよい瞬間が訪れたのです。
その日以降、他の誰に対しても物事を伝える時に緊張することがなくなりました。
今、冷静に自分自身を分析してみると大きい要因は「小さい積み重ね」だったのではないかと思います。
「失敗した」という経験があることで、自然となんで緊張してしまうんだろう、もっと上手く伝えることはできないのだろうか、といった改善を知らず知らずのうちに自分の中で行っていたことに気づいたのです。
短いスパンでは、まったく成長していなかったように感じていることも、長期的に見るとしっかり成長していて、様々な経験が積み重なったため点と点が繋がり線となった結果急激に成長を感じられたのだと思います。
ですので、どんなに些細な事でも、しっかりと考えて行動しているということは何かしらの成長は得られていると前向きに考える方がモチベーションを維持しやすいので、頭に入れておいていただきたいと思います。
視点を変えて「仕事に飽きた」をポジティブに捉えましょう
いかがでしたでしょうか?
今回の記事の内容をまとめると以下の通りとなります。
- 0の状態から1になった時は、自分の中の成長を大きく感じることができる。
- しかし、一定以上成長すると目に見えた成果が出づらくなる。
- そのため、成長している実感が得られず、「仕事に飽きた」に繋がる。
- 「仕事に飽きた」=「仕事に慣れた」ということ。
- 「仕事に慣れた」は、捉え方を変えれば「卒なく仕事がこなせるようになった」と考えられる。
- 卒なく仕事がこなせるようになったということは、余裕が出てきたということ。
- 余裕が出てくることで、時間にも余裕ができ、知識もついてきたため、ステップアップを図れる時期がきている。
- 新しい業務への挑戦や自分の業務の改善点を探して効率化を図ることでさらなる成長が見込める。
- 成長度合いの目盛りを細かくする
- 成長を可視化する
- 急激に成長するタイミングがくる
仕事がつまらないなぁ、とか、飽きてしまったなぁと思うことは特別なことではなく誰しもが一度は感じる感情です。
やりがいを感じられず辞めて、別の仕事に就きたいと考える方も多いでしょう。
新しい仕事に挑戦するということも悪い事ではなく、むしろ良い事だとは思います。
しかし、仕事に飽きてしまう原因を理解しておかないと新しい職場でも同じ悩みを抱えてしまう可能性があります。
なので、頭の片隅にでもよいので、もし仕事に飽きたと思ったときは今回のお話を思い出してくれたら嬉しく思います。
別の視点から見ることによって、新しい発見をすることができるかもしれません。
本記事が、皆さんのモチベーション向上に少しでも繋がってくれたのであれば嬉しく思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!