仕事でミスをしてしてしまい、誰にも相談できず「生きた心地がしない…」と感じた経験はないでしょうか。
もしかすると、今まさにミスをしてしまいこの記事にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時にあなたがすべきたった1つの行動は「今すぐミスを報告する」です。
悩んでいる時間があるのであれば今すぐ報告してしまいましょう。
具体的には、どうやって報告するのがよいのかを解説しますので、数分だけこの記事を読んでください。
私の失敗体験談もお伝えしますので、ぜひ少しでも気が楽になってもらえたら嬉しく思います。
ミスは隠さず「すぐに報告」
ミスは誰にでも起こりえます。
今まで生きてきて失敗したことがない人はいません。
皆さんにも大なり小なり経験があるはずです。
その時のミスを今振り返ると、当時はとても悩み苦しかったかと思います。
今はどうですか?
ほとんどの場合、今もまだ引きずってしまっていることはないと思います。
逆に、「あの時は大変だったよなあ」と笑い話にできるくらいになっているかもしれません。
今はキツイかもしれませんが、乗り切れる力をあなたは持っていますので、自信をもって今回も乗り切りましょう。
悩むより先に「報告」してしまう
「やらかしてしまった!どうしよう、どうしよう…」とモヤモヤしている時間があればすぐに報告してしまいましょう。
悩んでいても問題は解決しません。
悩む時間が長ければ長いほど、辛い時を過ごすこととなります。
辛い時間は短い方がいいですよね。
悩むことより先に、ミスの内容を上司に報告、もしくは、同僚に相談してください。
そうすることで、自分自身の心も落ち着きますし、本当に大切なその後のフォローにも早めに取り組めます。
損失を最小限に抑えることができる
早めの報告のメリットとして、すぐに改善に取り組めるので、今以上悪くなる事はないという点が挙げられます。
先ほども書きましたが、悩んでいるだけでは状況は改善しません。
本当に重要なのは、起こしたミスの損失を最小限に抑え、改善することです。
ミスをしたことで、『怒られるのが怖い』とか『評価が下がるから逃げ道はないのか』と考えてしまう気持ちはわかります。
ただ、そこは素直に自分のミスを認めて、さっさとミスのフォローに移りましょう。
解決した後にしっかり反省する
失敗は、大きな成長のチャンスと捉えることができるとベストです。
なぜこのミスが起こってしまったのか、どうするべきだったのかをよく考えてください。
きちんと考えて導き出した答えは、次に同じ業務を取り組む時にだけでなく、別の業務においても活きてくることが多いです。
「失敗は成功のもと」とはよく言ったもので、今回の失敗で得られた経験は、マイナスではなく、プラスなんだという考えを持つことが大切です。
失敗してしまった時の報告方法
具体的にどのように報告すればよいのでしょうか。
以下の点を考えてみることをオススメします。
- 現在、どんな状況になってしまっているのかを簡潔に整理する。
- どうして、こうなってしまったのか原因をおさらいする。
- どうするべき、どう解決しようと考えているかをまとめる。
この3点に注力してみてください。
たとえば、指定されていた書類の提出期限を過ぎてしまっている場合
- ○月○日までに、提出すべき書類をまだ準備できていない
- ○○の業務に追われていてすっかり忘れてしまっていた
- 今すぐ作成して、迷惑をかけたところに連絡を入れた後に、いち早く書類を提出する。
といった形です。
問題の現状とその過程、最終的な対処法を整理することで意外に簡単に解決するかもしれません。
後は素直に自分の悪かった部分を認めて、言い訳せずに、勇気を持って報告しましょう。
明確な解決策が見つからなかった場合でも、どうしてこうなってしまったのかを把握して、報告することで、上司や周りの方が手助けをしてくれることもあります。
自分なりに状況を整理して解決に導く、解決策が見つからなければ1人で抱え込まないようにしてみましょう。
オススメしない行動
ミスした時に考えがちな行動ですが、以下の2点は絶対にいい方向には向かいません。
- 言い訳や逃げ道を探す
- ミスを隠す、後回しにする
なぜ、この行動に問題があるのか、ここまで読んでくれている皆さんなら分かるかもしれませんが、少しだけ深掘りしていきましょう。
言い訳や逃げ道を探す
たとえ、その場を乗り切れたとしても失敗から何も得られるものがありません。
先ほど、失敗は今後の成長にも繋がると書きました。
言い訳や逃げ道を探して、自分では解決したと思っていても、周りからは無責任な人という評価が下るだけです。
しっかりと自分がやってしまったことを受け止め、真摯にフォローする姿の方が周りは評価してくれます。
言い訳や逃げ道がないかなどと考えないでください。絶対にプラスには働きません。
その時間があるのであれば、すぐに報告、すぐに解決する方法に頭を使いましょう。
ミスを隠しす、後回しにする
いくらミスを隠したとしてもいつかボロが出てバレます。
すぐに報告をして解決に向け努力している人と、ミスを隠そうとしたが結果バレた人。
ミスしてしまった内容が全く同じだったとしても、どちらの方が印象が悪いかは一目瞭然です。
また、後回しにするのも問題です。
仕事の損失が大きくなるのは必然です。
しかし、それよりも後回しにして「今日は休んでしまおう…」という考えの方が危険だと私は思います。
休んで気が晴れるのであればいいのですが、ほとんどの場合は気が休まらず、逆に心が消耗してしまうはずです。
それであれば、嫌でも出社してミスを取り返す行動に出た方がよっぽど気が楽になるはずです。
辛いかもしれませんが、1日引きずって心を消耗するよりも、勇気を出してやってしまったミスを仕事で取り戻す行動をしましょう。
失敗エピソード
入職初日で高額のスキャナを破壊
私が新入社員として入職して初日の出来事でした。
各種手続きと、部署への挨拶を終えて、早速簡単な仕事を任されます。
仕事内容は、書類をスキャナで取り込みPDFファイルを指定の場所に入れていく作業です。
緊張しながらも操作方法、データの格納先を一通り教えてもらったのちに、実際に1枚目を取り込んでみようとしました。
隣の机にあった書類をとるために立ち上がった矢先、電源コードに足をひっかけて、スキャナが机から落下。
見事に、読み取り部分のガラスの破片が床に飛び散りました。
自分がミスをしたという事実はすぐに理解できましたが、どうしていいのか分からずなにもせず立ち竦んでしまいました。
今回の場合は、フロアに全員いたので、明らかに自分が悪いということになります。隠す以前の問題でした。
問題は、壊してしまったのにも関わらず、自分で率先して片付けるという行動ができなかったこと。
もちろん、すぐに謝罪しましたが、解決に向けて行動してなかったことにより、その日はとても居た堪れない気持ちになりましたし、翌日は『もう行きたくない、辞めてしまいたい』と考えてしまいました。
もしも、あの時しっかり精一杯考えれば、自分で動いて片付けるくらいの行動はできたはずでした。
ただ、未熟だった私は『どう言い訳しよう』と甘い考えを頭の中で巡らせるばかりで、『改善するためにどうすればよいか』という考えに行きつきませんでした。
しかし、何度もそのミスを悔い、反省したことで、今では素直にミスを認め、報告し、改善する方に頭をフル回転させる意識をつけることができました。
まさに、『失敗は成功のもと』を経験できた良い体験だったと今では思っています。
今まさにミスして悩んでる皆さんへ
私は、今までいろいろなミスをしてきました。
でも、そんな中でもとても救われた2つの言葉があります。
最後に、今落ち込み、悩んでる皆さんへその言葉を送りたいと思います。
今は精神面的にもすごく辛い状況かと思います。
でも、ここで踏ん張って乗り越えた経験は、この先10年後、20年後きっとあなたの力になると断言します。
今一度、ここが頑張り時です。
勇気をもって、今すぐに報告そして解決に向けた行動を起こしましょう!
以上、今回の記事が少しでも皆さんのお力になれたらとても嬉しく思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!